top of page

近くの有機りんご農家さんを訪問

更新日:6月6日

 5月の中頃でしたが、当宿でもいつもお世話になっている、鹿角地区で唯一の有機りんご農家さん「果実庵とざわ」さんの圃場を、ゲストと共に訪ねて来ました。このゲストさんらは関東にお住まいで私どもの以前からの友人ではありましたが、前にお届けしたりんごの美味しさにすっかりとざわさんのファンになられていて、直接通販でも購入されたりしていたそうです。

 今回、当宿へお泊りにいらしていただくタイミングで、りんご園を訪問できないかというご希望がありましたので、チェックアウトの後に皆で見学と少しのお手伝いに行ってみることになりました。

 とざわさんの運営されている有機りんご園は市内に複数あるそうですが、そのうちの一ヶ所が当宿から車で10分程の同じ大湯地区内にあります。川のすぐ側で山に囲まれ、よく熊が出たというニュースが流れてくるその場所です。実際作業中に目撃したこともあるそうです。

 この日は晴れで気温が上昇。一気にりんごの花が開花して、木々に白い花が見事なまでに咲き誇る様子が見られました。

 ただ、当主曰く、今年は作業が遅れてしまっていて、本来は花が蕾か小さいうちにどんどん摘み取る「摘蕾」「摘花」の作業をしていかなくてはならないそうです。私たち訪問メンバーも微力ながらも、コツを聞きつつ作業のお手伝いをさせていただきました。

 摘んだ白い花は美しく、我々にとっては地面に捨てていくのが勿体無いと思われるほど。そこで少しカゴに寄せて頂くことにしました。オーガニックなので、そのまま乾燥させれば色々と使えそうという魂胆です。

 後日、2、3日ほど皿の上で乾燥させて、”りんごの花茶”として硝子急須に入れ熱湯を注いで飲んでみましたが、香りもたち、雑味や臭さも全くなく、とても美味しくいただけました。

 鹿角はりんごの産地で、台地や丘陵地を車で走らせるとたくさんの果樹園が見られます。景色としては美しくも、それぞれの農家さんでは大変なご苦労をされて栽培されています。通常の慣行栽培では、りんごについては十数回の農薬散布が必要だそうです。農薬がいけないという話ではなく、それほど慎重に育てなければ、一度病害虫が拡がればその年の収穫=収入が一気にゼロになってしまうというリスクと、常に隣り合わせで作業をされています。

 とざわさんのこれまでの紆余曲折のお話はここではご紹介致しませんが、遠くからでもファンになられて、訪問までされお土産も買って帰っていただけていること、私どもとしても大変嬉しく思います。

 当宿へお泊りで圃場を訪問希望のお客様へは、またご案内したいと思っていますので、お問合せ下さいませ。







Copyright © Yuzaka Kikaku LLC.  All Rights Reserved.

bottom of page